【孤独の勧め】自粛生活を楽しむための心構え【自分の内面に向き合う】
こんにちは、やま茶です。
新型コロナウイルスによる自粛はまだまだ続きそうです。
皆さんは自粛中の生活はどのようにお過ごしでしょうか?
今回は、自分の内面に向き合うことについてお話をします。
・人間関係に疲れやすい人
・普段から自分1人の時間を過ごす習慣のない人
・自粛生活をなんとなく過ごしている人
には何か参考になるかもしれません。
孤独の勧めといえば、ドイツの哲学者ショーペンハウアーでしょう。
ショーペンハウアーは「幸福は外にあるのではない。自分の内面にあるのである。」として孤独を勧めています。
しかし、孤独ってネガティブなイメージがありますよね?
孤独死とか、周囲から取り残されてしまったようなイメージ、英語でいうとlonelinessという単語がよく当てはまります。
lonelinessには「寂しい」という意味が含まれるため、人との関わりなしでは生きていけない私たちには、人と関われず孤独=不幸という認識があるのでしょう。
一方、英語にはもう一つ、solitudeという孤独を意味する単語があります。
solitudeには「(好んで)世間から離れる」という意味が含まれます。
ショーペンハウアーの孤独の勧め=solitudeの勧めということになります。
好んで世間から離れるというのは、具体的にどういうことでしょうか。
物理的に離れるのも含まれますが、普段つい振り回されてしまいがちな他人の価値観への同調(自己主張の抑制)や他人への承認欲求の追求から離れてみることをさします。
同時に、物事の価値判断をしないということです。物事が良いとか悪いとか考えず、ありのままに中立にみることです。
他人と関わると承認欲求を得るために私たちは価値判断をして競争に勝とうとしてしまいます。
競争に勝てたとしても、永遠に勝ち続けることは普通に考えて不可能ですから、競争に参加してしまった時点で幸福からは遠ざかってしまいます。
つまり、私たちが幸福を感じるためには、競争に参加しないことであり、それは価値判断をしないこと(物事をありのままにみること)、そうやって自分の内面に向き合うことが大事ではないでしょうか。
すべての物事に対して価値判断をしないというのは、もはや悟りの領域ですし、はじめは難しいと思いますので、なんとなく窮屈に感じる物事から価値判断を、良い悪いという考えを排除し中立な視点で捉えてみてはどうでしょうか。
今回のコロナウイルスによる影響も悪い視点でみるよりももう少し中立に捉えてみてみると面白いかもしれません。
誰かにとって悪いもの=悪ではありません。
他の誰かにとっては良いことだってあります。
避けられない状況ならば、一度冷静になって中立に捉え、良い側面もあることを認識した上で生活するのが精神衛生上も良いでしょう。
(個人的には、自粛の影響でインドの空が青くなったというニュースに衝撃を受けました)
人間は欲求が満たされないときに不快に感じる生き物なので、マズローの5段階欲求を参考に排除すべきものを考えてみましょう。
不快な気持ちは欲求が満たされていないということですね。
その欲求は他人がいないと(外に求めないと)満たせないものでしょうか。
どのような捉え方をするとその欲求は満たされますか。そもそも満たさないといけないものでしょうか。
逆に、満たされているものに関しては、感謝を意識すると良いと思います。
ここで私が主張したいのは、ショーペンハウアーの主張のように徹底的に孤独になれということではありません。
もちろん、徹底的に孤独になれる方はそれで良いと思います。
私の主張は、ショーペンハウアーの孤独の勧めを参考に、可能な範囲で孤独を取り入れましょうということです。
こんな時(自粛生活)だからこそ、
「外に求めず、内を満たそう」
ということです。
自分が孤独を通してどういうことをすれば気持ち的に満たされるのか、意識して考えてみましょう。
普段外に刺激を求める人は、現在のような自粛生活にストレスを感じたり、家時間を中身のないような空虚な気持ちで過ごしがちかもしれません。
私自身反省して、最近は入浴やストレッチ、新聞記事のスクラップを楽しむようになりました(笑)
こちらの記事にも書きましたが、目標を持って自分磨きをするのもオススメです。
また、瞑想も良いです。瞑想の効果については時間のあるときに書けたら良いなと思います。
これをきっかけに、自粛生活で活用できる資源で、孤独を取り入れ自分の内面を満たしましょう。
〜以下、参考図書〜